出家式(07/04/01)

 運転手さんから息子さんの出家式に招待されました。2週間の出家だとの事。タイでは出家は義務ではありませんが、仏教国それも上座部仏教の国なので出家が当たり前のものとなっています。招待状をもらいましたが、もちろんオールタイ文字なのでさっぱりわかりません。

 場所:ワット・プラトゥムワン・ナラーム(パラゴンの隣)
 時間:7時〜  断髪式
    8時半〜 出家式
    11時〜 タンブン
    12時〜 昼食
 前日、金一封を包むか果物にするか迷い、エンポリのスーパーで日本のリンゴを買って籠に詰めてもらいました。



 出家する本人宛なのか両親宛なのかもよくわからなかったけれど、実はお坊さんはお昼の12時を過ぎたら食べ物を口にできないそうです。結局皆の様子を見て金一封包んだので、果物は不要だったかも。そして旦那はスーツだったけれど、皆はとてもカジュアルな格好 or 黄色の王様シャツでした。何事も一度は経験してみないと勝手がわからないものですね。



 朝5時半に起きて6時45分頃お寺に着き、入口横の部屋に案内されると、ちょうど断髪式が始まったところでした。運転手さんと奥さんと運転手の長兄(一族の長兄だと思われる)に挨拶してから、促されるまま私達も髪の毛にハサミを入れました。一通り切り終わると、奥へ行ってお坊さんにカミソリで剃髪してもらい、洗髪します。外では音楽隊が賑やかな演奏を繰り広げていました。



 丸坊主になり、煌びやかな衣装を着て、再登場。首にかけているジャスミンの首飾りには、何故か千バーツ札が2枚ついていました。これから出家式の始まりです。私達も、渡されたお供えの黄色いバスタオルを持ち外に出ました。列を作り、本堂の周りを音楽隊の演奏と共に、右回りに三周します。昔日本の田舎のお葬式でも同様に三周した記憶があるので、仏教共通行事なのでしょう。



 三周し終えたところで、本堂に入ります。仏様の前に緋色の袈裟を着たお坊さんが十名程座り、その前に息子さんが座り、皆で何かを唱え始めました。タイに来てから緋色の袈裟のお坊さんも珍しくなくなったけれど、こうして勢ぞろいしていると、「ビルマの竪琴」や「リトル・ブッダ」を思い出します。とても静粛な雰囲気です。煌びやかな衣装の上に袈裟をかけてもらい、息子さんは仏様の後ろへ。



 着替えて登場です。袈裟を着ると、もう一人前のお坊さんに見えます。ちなみに出家する前日にテストがあり、それはお経を諳んじられるか、というものだそうです。実際、何も見ずにお経を唱えなければならないので、暗記していなければ今日の本番でも唱えられませんから。1箇所つまずいたけれど、最後までちゃんと唱えられました。



 この後はタンブン。まずはお坊さん達に先にお昼を食べてもらいます。その間暇だったので、お寺の奥の中庭見学。入って右奥の駐車場の奥に、中庭の入口があります。以前来た時は小さなお寺だと思ったけれど、中庭はとても広い。参拝者用のメディテーションルームもあり、自由にお祈りできます。日本のお寺というより、イスラムのモスクのような雰囲気です。外では参拝者用に無料でお昼を振舞っていました。外には大きな仏様がいくつかあり、何よりも緑が多いのでとても癒されます。その一角の土産物コーナーで、車のバックミラーに飾る仏様と、ずっと探していたルチルクォーツのブレスレットを購入。お寺で買った天然石はとても効果がありそうです。



 そしてお食事タイム。日本では冠婚葬祭時に仕出し弁当を頼む事が多いけれど、タイでも仕出し屋さんを頼むようです。でも、暑いタイでは弁当は傷みやすい。だから、青空クッキング。水道とガスボンベとコンロと鍋さえあればどこでも料理できるのが、タイ。衛生問題はマイペンライ。メニューは、エビフライ・飲茶4種・スープ2種・魚の蒸したもの・アワビ炒め・おこわ・デザートと、豪華で美味しかったです。名前も知らないタイ人と「あ、これどうぞ」「こっちは取りました?」とジェスチャーでやり取りするのも楽しい。



 出家後の息子さん。これから親元を離れて2週間の出家生活です。頑張ってね!